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青色申告・確定申告書作成会場を活用しよう

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このページは2017年12月15日に更新されました

本日2月8日からいよいよ青色申告・確定申告の
本格的な書類受け付けが開始します。

そしてこの日辺りから全国各地で

『申告書作成会場』

という
何とも頼もしい場所が設けられるようになります。

『申告書作成会場』では
自分で作成した申告書類の内容を確認してもらったり
わからないところを聞いたりできます。

さらに

日曜日でも受け付けをしてもらえる会場 や

決まった期日に
プロの税理士さんに直接青色申告について聞ける

税理士による確定申告の無料申告相談

を開催している地域もあります!

これを利用しない手はないですね。

開催される場所・期間・対応内容には
地域や年度でかなりのばらつきがあります。

そのため、このページ内で
すべての正しい情報を書くことはどうしてもできませんでした。
ゴメンナサイ・・・

かわりに
あなたがお住いの地域での情報の調べ方をのせていますので
参考にしていただけますと幸いです。

「自分で途中までしてみたけれど
 どうしても分からないところがある」

「はじめての申告でこれで合っているのか不安」

そんな方は、ぜひこの
申告書作成会場を活用されてみてはいかがでしょうか。

 

 

各地の申告書作成会場の見つけ方

あなたの地域での『申告書作成会場』や
『税理士による確定申告の無料申告相談』にかんする
最新情報を見つけるには
インターネットの検索サイトが一番確実で便利です。

Google検索 を開く

Yahoo!検索 を開く

検索窓に

確定申告書作成会場 お住いの都道府県

のように入力してみてください。

 

たとえばあなたが札幌にお住まいなら次のように。

確定申告書作成会場 北海道

検索結果の中から

札幌国税局|お知らせ|国税庁 – 国税庁ホームページ

のようなものを選ぶと
最寄りの開催地や開催日時
どんな相談をいつ受けてもらえるのかなどの
最新情報を知ることができます。

いつきの実体験レポート!

検索結果の中には税務署とは関係のない
有料の相談サービスが出て来ることもあります。

無料相談を探すには国税庁のホームページである
http://www.nta.go.jp/と付いているページの
情報を見るようにしてくださいね。

 

 

申告書作成会場ではどんなことができるの?

申告書作成会場では
青色申告と確定申告の
申告書類の記入を助けてもらうことができます。

逆に言うと
青色申告の帳簿のつけ方などを
教えてもらう場所ではない
のでご注意くださいね。

確定申告書作成会場や相談会場では
次のよう質問に答えてもらうのは難しいです。

教えてもらえないわけではないけれど
すごくすごく時間がかかります。

「こういう出費があったんですけど
 どの帳簿につけたらいいですか」

とか

「貸借対照表がどうしても合わないんです」

とか。

青色申告決算書ゃ確定申告書類を作る前段階の
日々の記帳にかんする質問は
基本的には一年中税務署で相談にのっていただけます。

それは2月中旬から3月中旬の
確定申告・青色申告の受け付け期間中も同じです。

ただ!

日本全国の人たちが確定申告・青色申告をしに
税務署にやって来る2月~3月15日の間
税務署はディズニーランドかユニバーサルスタジオか
万博のパビリオンかというくらいに混雑します。

わからないものはしかたがないので
期間中でももちろん、窓口で質問や相談はできます。

でもやっぱりこの時期に
こまごまとした質問や相談をするのは避けるのが無難です。

あなたがもしどうしても間に合わなくて
2月中旬から3月中旬の間に
記帳にかんする質問を税務署ですると・・・。

1.まず記帳の質問をするために1時間待って

2.それから青色申告決算書を作って

3.今度は書類受け付けの列に並ぶ

という手順をたどることになります。

もちろん地域差もありますが
そこそこ人口密度の高い地域の税務署の
2月中旬から3月中旬となると

朝一番ででも行かないかぎり

確定申告・青色申告書類を受け付けてもらうだけでも一日仕事

という印象です。

ですからもしそこに
記帳段階での質問や相談が加わるとなると・・・

その日中に全行程を終えられない

そんな可能性がなきにしもあらず
ということになってしまいます。

でも
苦労して地道に記帳をして
やっと決算を終えて書類を作るところまできたのだから
確定申告や青色申告はできるだけ早く済ませたいですよね。

そのためには
もし日頃の記帳でわからないこと
決算のしかたや決算書の作り方で聞きたいことがあるなら
2月中旬の書類受け付け期間前に
税務署へ
行くことをおすすめします。

いつきの実体験レポート!

ついあとまわしにしたくなる気持ちも
よーくわかります!

でもあとまわしにすることで
手間や時間が通常の2倍も3倍もかかることがあるので
確定申告や青色申告にはできるだけ早くとりかかりましょう。

国税庁ホームページで申告の最新情報が更新されるのは
毎年1月の第一週ころ


提出に必要な書類や手引きが配布されはじめるのは
毎年1月の中旬ごろ
 です。

 

 

せっかく青色申告をするならできるだけラクなほうがいい!

たしかに確定申告や青色申告の書類受け付け期間となる
2月中旬から3月中旬に
こまかい記帳の質問をしても教えてもらうことはできます。

ただ、その1か月は税務署さんが
1年で一番混雑をする時期でもあります。

税務署さんでも床に違う色のテープを貼ったり
区画をわけたりして
なるべく混乱が起こらないように工夫はされています。

それでも。

帳簿のつけ方を聞きたかったのに
間違って書類受け付けの列に並んでしまって
ようやく窓口まで行き着いたところで
間違いに気づいて列に並び直した

という人を3回は見ています。

ヒサンですよね。

でも、それぞれの列の長さをはかっているわけではないから
係の方も

「申し訳ありませんが
 並び直してください」

というしかないのですよね。

まさかその方だけを
相談の列に横入りさせるわけにもいきませんから。

「なんだよ! もっとわかりやすくしておけよ!」

なんて怒っいてる方を見ると
なんともいえない切なさを感じたものです。

会場の熱気で顔を紅潮させて
並びなおさなければならないその方も
窓口で何度も頭をさげている係の方も
かわいそうだなぁ、と思って。

「早く税理士さんに頼んで
ラクをできる身分になりたいなぁ」

と書類を抱えてしみじみ考えたことを思い出します。

たしかに私自身
こんなブログを書いているくらいだから
記帳や決算や青色申告がすごく苦手ということはないです。

でも

「貸借対照表が合わない!」

と、夜も眠れずに悩んだり

「待ち時間は約2時間です!」

なんて係の方が叫ぶとなりで
木枯らしの吹きすさぶ中ひたすら待ったりするより

「青色申告の心配なんかしないで
 温泉にでもつかってのんびり冬を過ごしたいなぁ」

と思っていたのが本音です。

それにどうやら
2月中旬から3月中旬の書類受け付け期間は
ひたすら書類の受け付けだけをする係の方も
いらっしゃるようなのです。

これは、このブログを訪れてくださった方から
メールでご質問いただいたときに判明したことなのですけれど。

普段から税務署にお勤めの方が対応されるのか
この時期、特別に人員を増やしているのか
そこまで詳しいことは定かではありません。

でも、貸借対照表がどういう経緯を辿って作られているのか
分からない方に対応してもらった挙句

「貸借対照表の作成方法が間違っています」

とだけ言われて、書類を突き返されたそうです。

やっとの思いで決算を済ませて
貸借対照表の記入を確認してもらおうと出向いていったのに。

ちょっと想像してみてください。

もしそんなことが
あなたの身にふりかかったときのことを・・・。

どうにか貸借対照表の右と左を
合わせるところまでこぎつけたのに

一言

「これでは間違っていますから受け付けられません」

と、書類を受理してもらえなかったときのことを!

実際に自分がそんな体験をしたら
背筋が寒くなって
髪をかきむしりたくなるほど大慌てをして
思考停止状態に陥ってしまいそうですよね。

結果的にその方の記帳や貸借対照表へのつなげ方は
私がお話を伺っても
どこにも間違っているところはありませんでした。

そこで、貸借対照表とは何かということを
理解していない人と話すことを前提に
その方の作成方法が正しいことを説明するために
いくつかの事柄を書き留めていただき
もしまた提出を拒まれそうになったら
その説明を読んでいただくことにしました。

その結果
やはりその方の貸借対照表の作り方に間違いはなくて
二度目の訪問で申告書類を
無事提出することができたそうです。

青色申告の期限まで
あまり余裕がなかったこともあって
本当にヒヤヒヤしました。


個人事業主も、サラリーマンも、主婦も、学生も
ありとあらゆる人がこの時期に
税務署や申告書作成会場に押し寄せるわけですから

案外
こうして一生懸命青色申告の書類を作って
提出に行ったあなたの方が
税務署の窓口で対応してくださる方より詳しい、なんてことが
あったりしてもおかしくはないですね。

(ちょっと怖いですけれどね。
 この時期の税務署さんへの集中度合いを考えると
 仕方がないことだと思います。)

何か少し
脅かすようなお話を書いてしまったかもしれません。

でも、青色申告をしよう、とするあなたは
税務署側から見ればしっかりと収入を申告して
税金を納める意志のある優良な納税者ですから
怖がる必要はまったくありませんよ。

ただ、できることなら
申告期限ぎりぎりまで追い込まれて
髪を振り乱してがんばるよりは
みかんでも食べながら
のんびりこたつで過ごしたいものですね。

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